龍馬らしい一言。

何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり

これも龍馬らしい言葉ですね。非常にストレート。

この名言の意味とは?

この名言の意味するところは2つあると思います。

一つ目が志を持つと言うこと。

実はこれが一番難しい。志は長きにわたって心躍る、使命感あふれるものでなければいけないですよね。
じゃなければ長きに渡って行動に結びつかない。

浅い想いでは自ら鼓舞することもできないわけです。
つまり「行動したくてしたくて、居てもたってもいられない」というのが理想の志なのです。

 

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このシンプルな名言は多くのことを示唆している。

しかしそんな凄い志を持てること自体が実は非常に難しいですよね?

人それぞれ価値観が異なるわけですから、例えば龍馬の志を万人が継承できるかと言えば

それは相当に難しい。

だからまずその志自体を作り出すことが最初のハードルです。

 

また龍馬の言う通り、志が立ったらそれを弛まず実行し続けること。

これもまた相当に高いハードルです。

 

偉人だれもが身をもって示す

成功の秘訣は成功するまで続けること、とは松下幸之助の言葉だったか思いますが、

まさにその通りですね。
カーネルサンダースはフライドチキンの秘伝レシピを売り込むこと1010回、ウォルト・ディズニーは

銀行からの融資を受けるまで300回断られています。

一回のチャレンジで諦めるなんて論外なんでしょうね、こういう人たちから見たら。

「志」を持つ、ということの意味

さて最初のハードル「志を持つ」ですが、昔読んだ本に腹落ちするコメントがありました。

それは「好きだったこと、ものを手繰る」でした。

そうですよね。好きじゃなければ続かない。義務からの行為は長続きしない。

 

だからこの本では、小学校の時辺りから実は自分は何が好きだったのかを思い起こしてみようと

提言していました。

今好きなこともさることながら、無心で純粋に好きだったことを追いかけていた小学校の頃のモノの

方が、実は本質的に自分の好きなことである可能性が高いということです。

 

私自身はその思い出辿りで確信したのは「物書き」でした。

同級生たちと夏目漱石やら芥川龍之介の本をむさぼるように読みまくり、そして自分でも小説を

書いてみたり。それを互いに論評しあうなんてことをしていました。

 

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今の仕事は広告ですが、職種でいうとプランナーという得意先に提案する企画書を考え、書いて、

プレゼンするという役柄です。そうなんです。考えたり、書いたりすることがやっぱり好きなんだなと。

でも例えば小説っていうのは一つの手段ですよね。目的ではない。

 

目的は例えば「世の中から貧困を無くすこと」ということであって、それを実現するためにそういう国

の現状を取材して、執筆するという流れになると思うんです。

だからなかなか「小説家を目指す」ということが志にはならなかった。

 

まさに未だ志半ば、いや志に至っていないと言うか。。反省しきりです。



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