龍馬の名言を代表する有名な言葉です。

これは龍馬が姉の乙女に送った手紙の中の一部で語られた言葉と言われています。

この名言の意味は?

原文を多少の解釈を入れて意味を説明すると、「日本は6回の戦いをしているが利益は出ておらず、

姦吏が外国人と内通しており、相手は軍勢も多いが、龍馬は諸国大名たちとの結束を固め同志を

募り日本を守るという志のもと、江戸の同志と心を合わせ、内通していた姦吏を打ち倒し、

日本というの国を今一度洗濯し幕府を倒して革命を起こします。
概ねこのような意味の言葉かと思います。私は「今一度」というところに龍馬の覚悟を感じます。

 

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この名言にある龍馬の覚悟

日本は古来、純粋で素朴な国民であったが、諸外国と通じて公の利より、私の欲を

優先する官僚が増え、それが社会を廃頽させた。その元凶は幕府であると。

あの青雲のごとき鮮やかで、清冽な日本を取り戻すために「今一度」汚れの元、幕府を叩く、

という覚悟がこの名言から感じられます。

龍馬が好きな人はやはり龍馬のこのような強い公心にひかれているのだろうと思います。

またこのような無私の心が無ければ人も付いてこない。

私ごときが言わなくても、世の中の変わらぬ基準かと思います。

ただし思うことと、行動することはまた違いますからね。

概ね後者ができていない。一方で後者をただ只管やり遂げることができたなら

何事も成就するでしょう。龍馬はそういう人だったと思います。

この名言からもそれらがひしひしとうかがえます。

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【坂本龍馬が姉の乙女に送った手紙の中の一部】

「然に誠になげくべきことはながと(長門)の国に軍初り、後月より六度の戦に日本甚(はなはだ)

利すくなく、あきれはてたる事は、其長州で たゝかいたる船を江戸でしふく(修復)いたし又長州で

たゝかい申候。
是皆姦吏の夷人と内通いたし侯ものにて候。右の姦吏などはよほど勢もこれあり、大勢にて侯へども、

龍馬二三家の大名とやくそくをかたくし、同 志をつのり、朝廷より先づ神州をたもつの大本をたて、

夫(それ)より江戸の同志、はたもと大名其余段々と心を合せ、右申所の姦吏を一事に軍いたし打殺、日

本を今一度せんたくいたし申候事にいたすべくとの神願にて候。」

 

 



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