福井藩で藩政改革を担っていた横井小楠を坂本龍馬が訪ねた折に、
福井藩の三岡八郎(後の由利公正)と酒を酌み交わしていた時に
詠んだ歌と言われれいます。

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この名言の意味とは?

国を良くするために天皇陛下のために命を落とすについては
何も怖くもないし、惜しくもないがこのままではこの日本が
どうなってしまうのか、それだけが気がかりであると詠んでいます。

龍馬と横井小楠は何回かにわたって会談をしているので正確な時期は
特定できませんが、この言葉からは自らの命を絶つ覚悟が感じ取れます。

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横井小楠と坂本龍馬

横井小楠と会った勝海舟は、後に「氷川清話」のなかで、
「今までに恐ろしいものを二人見た。
それは横井小楠と西郷南洲だ」と述べています。
それほどの人物です。

龍馬と小楠が初めて出会ったのは1862年8月の江戸。福井藩主の松平春獄の紹介でした。
龍馬が神戸海軍操練所をつくる時、幕府からは自前で金を集めるよういわれ、
海舟の使いとして龍馬が福井藩へ出向き、小楠の口利きで春嶽
に交渉して資金を借りた話が、「龍馬伝」でも紹介されていました。

そんな関係ではありましたが、一時は意見の違いから絶縁していた時期も
あったようです。



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国を思うということ

現代に振り返り思いを巡らすと、このような気持ちを持っている
人物がどれほどこの国にいるのでしょうか?
政治家でさえ怪しいものです。

現代においても少子高齢化、環境問題、移民の問題、先行き不透明な状況は
いまだ変わりありませんが、先を憂うことは本当に難しいと思います。

私なんかはもう自分のことで精いっぱいです。