時勢に応じて自分を変革しろ。
一見すると当たり前のことを言っているようですが、
この言葉が江戸から明治にかけた時代に生きた人物の
言葉と考えるとその先進性に心から感心します。

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坂本龍馬の最初の武器は刀

土佐から上京して名門千葉道場の入門しました。
武士としての腕を磨くのはやはり剣であるということで、
それなりの実績を上げていたようです。
ちなみに千葉道場は北辰一刀流という流派で、
門下には、清河八郎、山岡鉄舟、山南敬助などがいたと言います。

その次は拳銃

次に龍馬が装備したのは拳銃。
慶応2年1月24日の寺田屋事件で龍馬が使用した銃は、
桂小五郎宛ての書簡に、「高杉より被送候ピストールを以て打払、
一人を打たをし候」とあったそうです。
そして、銃がこれからの戦争の中心になるため、刀は必要ないとも
言い切っているようです。
まだまだ刀が武士の魂であった、その時代に何とも大胆な発想です。

龍馬の生きざまはこちらも大胆です。

名言:世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る


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そして万国公法

有名ないろは丸事件を経て、龍馬は武器から法律へと重心移動します。
つまりドンパチする前に勝負を決することができる、または勝負した後の
結果を有利に進めるための武器ということです。

江戸から明治にかけて、海外との関係も国内の事情も大きく様変わりしました。
これほどの大きな変革は無いという情勢です。
その中で多くの日本人は旧来の考え方に固執して、なかなか新しい時代の
到来を正面から捉えられず、時代から取り残されていたと思います。

その中で龍馬のこの名言とともに、見事なほどの具体的な行動変化。

現代も大はロボットやAIが主流になり、果たして人間の役割、機能の本当の価値は
何になるのか、そんな時代の大きな変化の中で、その流れに飲まれずに、
上手く波に乗ってその先まで行けるかどうか、龍馬のこの名言はまさに現代の
我々に説いていうようにも聞こえます。



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